先週末に島根に行ってきた。山陰合同銀行さんが中心となって開催していたごうぎんフェスに行ってきた。島根には初上陸だったが、その知らない土地・初めての土地に様々な東京のスタートアップシーンの方々がいるのは新鮮だった。
イベント自体も非常に熱気があるもので、普段あまりイベント系はいかないが、大変行ってよかったイベントだった。まずネーミングが良かった。カンファレンスでも、イベントでもなくフェスとしたことでハードルの下がり方と、参加に対する心持ち・期待値みたいなものが程よく調整されている気がする。
下にいいるおじいちゃん警備の方が、イベント参加者じゃない方に説明しているのを聞いたときに、今日何やらフェスティバルをやってるみたいで・・っていう説明に個人的にはほっこりしたし、すごくネーミングがいいなと思った。フェスとか祭りみたいなのってなんか日本ぽさあるなあと。
イベントにおける強制された偶然性
こういうイベントのたびに思うが、東京で会える人と島根であってどうするねん。というツッコミみたいなのはあると思うが、これは半分正解で半分不正解な気がしている。(もちろんごうぎんさん含めその場でしか会
先日環境省さんのイベントで福島に行くツアーがあった。それで何年ぶりだろう、2014年ぶりに被災地に行ってきた。10年ちょっとぶりだと思う。そのことについて今回は書いてみたいと思う。なにか示唆があるというよりは大分レポのような結果になってしまう感じはあるので、それはご了承いただければ幸いである。
たまたま誘われていったのだが、被災地などに正直足を運べていなかったのは少し遠いなということもあって、あんまり行けなかったのは反省であった。実際に行ってみて見て感じるものというものは今年は改めて大事にしたいなと思っていて、そのなかで良い機会があったので参加をしてみたのは良かった。
余談だが、AIの時代にあらためてデスクトップリサーチなどはDeepresearchなど含めて代替されていく感じがひしひしと伝わってくる。だからこそ実際に現地・現場にいき、そこで感じる空気感や印象というものはもっと大事にしていかないといけないと思えたので、今回も含めて改めてフットワーク軽く現場にいくというのは、東京にいてこの仕事をしていると正直忘れがちになるが、気をつけないといけないなと今回の訪問をもって改めて思った。
昨日、ドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領に就任しました。初回政権(2017~2021年)のときと比較して、アメリカ国内や世界情勢はさらに流動的になっている。ウクライナ紛争の長期化、世界的インフレ、新興国の台頭、デジタル通貨やAI技術の普及──これらはアメリカの国際的影響力を相対的に弱める要因である。
トランプ政権2.0が誕生した場合、日本を含む世界各国はどのようなインパクトを受けるのか。彼が考える政策をみていると「ヘゲモニー国家の終焉」というのが自分の中では感じたものだ。そういた時代が来るにあたって日本として、また自分がいま職業として働いているベンチャーキャピタル・スタートアップとしてはどういうことが起きるのかについて考えてみる。
ヘゲモニー国家の終焉とは何か
まず、「ヘゲモニー国家が終焉を迎える」とはどのような状態なのかを整理してみたい。ヘゲモニー国家とは、単に経済力や軍事力が最強の国を指すのではなく、自由貿易や国際機関への大規模な資金拠出を通じて世界秩序のルールメーカーとして振る舞う国を意味すると考える。アメリカは20世紀後半からその座にあり、各国の繁栄を牽引してきた
地方で気づいた“コストの安さ”の恩恵
正月休みに、地元である香川の実家へ帰省する機会があった。昔からの友人の家をめぐりながら、あれこれと近況を語り合っているうちにふと感じたのは、「土地や物件のコストがこんなにも安い場所では、いろいろな挑戦ができるのではないか」ということだ。
実際、先輩の一人は古民家を活用した民泊を経営している。築何十年も経った建物を格安で借り、それをゆっくり自分好みに改装したらしい。都内であれば家賃や改装費だけでも相当な額になるが、ここ香川では驚くほど低コストで始められたという。
また東京から戻ってきて農家をやっている友達も同様に土地が余っていることに対してより拡大意欲を見せていた。周りの土地ももう使っていないところが多いので格安にて貸してくれているみたいだ。
こうした話を聞くにつれ、「コストの安さ」というものがビジネスの多様性を生む根源的な要素だと改めて感じた。リスクを小さく抑えられるからこそ、まずはやってみる精神が生まれるし、チャレンジを一度や二度失敗しても立ち直りやすい。首都圏では物価や人件費が高いゆえに、どうしても最初に大きな予算を組まないと動けないし
選挙による時代の思想・価値観の露呈
この数ヶ月ほど何が起きたかというと、選挙が至る所であった気がする。日本も衆議院を解散して選挙があったし、アメリカは大統領選挙があった。選挙があると何がわかるかというと、その時の多数派の意見・思想・価値観が何かということがわかるようになってくると考えている。
その結果、この10年間ほどグランドナラティブ/大きな物語として存在していたリベラルという概念に対してのバックラッシュ・反動が露呈してきているのではないだろうか。(まあそもそも、ポストモダンと呼ばれる今の時代においてはグランドナラティブ・大きな物語はないとされているが)
特にアメリカの選挙などは保守の共和党とリベラルな民主党というイメージが強かったように思うし、結果共和党が勝っている(一方自分も選挙を逐一みていなく、二次情報から判断しているのであしからず。。)
いくつか記事であるようにそこではよりどういう人達がどういう思いでどの政党を支持するのかみたいなのも変化しているようにも思える。民主党が富裕層ではない人たちから支持をえていて、共和党が保守で富裕層の人たちから支持を得ていたはずなのに、い