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Web3 can (not) succeed Marx's Vision

思想が世界を構築する 時代には思想が必要。その時代をとりまく思想がなにか、もしくは思想を創っていくことはビジネスを行うにも投資をするにも重要だと思う。それが昔は宗教が中心だった時代もあれば、主義が中心だった時代もある。 VCとして働いている中でも世界がどのように向かっていけばいいのか、どの方向性に向かっているのかというのは常に気にしている。各論でいえばなんのデバイス・プラットフォームが伸びているのか・なぜ伸びているのかに始まり、大きな論点でいえば今の世界において何が善なのか・なぜそれが善だと考えられているのかなどは考えなければならないと思う。なぜならマクロに逆らった行為が普及することはないと考えているからだ。 そのような流れはどのようにできるのだろうかと思い考えたのが、ナラティブというキーワードでそれは下記ブログで言語化しているので、もしご興味あれば見ていただきたい。 #18 ナラティブだけが人を動かすスタートアップはなぜナラティブを紡ぐのかwww.wha2come.xyz Web3とマルクスの思想の類似点 そして今の時代を考える思想においてはもう少しこのブログなどで

Cryptoの社会普及はどのように起こるのか~デジタルファッション・アイデンティ表現としてのNFT/SBTの普及~

Crypto winterと言われて長くなってきたが、実際足元の投資はCryptoが絡んだものは多いし、その可能性は信じている。VCという職業柄そういった変化を信じるのが基本的な態度なのでポジショントークでが多いにあるものだけれども。(変化がないと利益が生まれない) しかし現状いまだけを切り取ると、特に日本においては、まだまだCryptoが浸透していっているようにはまだ思うことができないのが現実ではある。通貨的な意味においては発展途上国のほうがリバース・イノベーション的に浸透が早いかもしれない。しかし何個か社会実装されていく・されている分野はあると思う。 -金融資産としてのCrypto どのようにBlockchain・Cryptoが社会に実装されていくのかということが考えていかないといけない問いではある。現状わかっているのはまず金融としてのCryptoはある程度社会実装されてきたことは事実ではないだろうか。まだまだ暗号資産の保有率は低いとはおもうが、暗号”資産”とあるようにアセットの一つとしての地位はだいぶ確立してきているように思える。 ボラティリティはまだまだ激しいものの、

LLM(AI)の発展によりWeb3的・分散社会は到来するかも

ANRIのナカジです。Crypto/Blockchain・AIあたりっていうのはVCとして追わないといけないマストな変化だと思ってます。(VCでなくても、当たり前かもしれませんが、、)特にシード期に投資をするにあたっては、変化が少ない領域に投資していくより、プラスもマイナスにも変化が激しいほうが相性がいいと考えてます。 その中でCryptoやAI(LLM)の分野について投資検討や考えをめぐらせたり、記事を読んだりしてく中で、繋がっていく未来があるなと予感し、それを言語化してみようと思います。予感したのは、”分散化という現象はこのAIとBlockchainという技術によって起こりうるのではないのか”ということです。そのことについて書いてみました。感想などシェアいただけると喜びます! Tweet💡要約 ・中央集権化(Centralized)の弊害と反発が強まってきている ・インターネットサービスも一部の企業によりドミナントになってきたため弊害が多い。(インターネットの思想の自己否定が始まった) ・その結果主権の損失、社会分断を生んできている。それに対して分散していくというテーマ・トレ

WEB3とは Ownership+Participation

WEB3.0という流れの解釈について WEB3.0とはどういう流れなのかというと、個人的な解釈ですが、”Tokenという発明によってOwnershipとParticipationがより重きを置かれ、その2つのドライバーによりネットワークが構築しやすくなっていく”という流れなのではないかと考えています(あくまで今の解釈なので今後変わる可能性はあります) まずWeb1.0やWeb2.0の整理などは他の方々などいろいろされているので、すっ飛ばしますが、単純に情報共有用から情報を個人のユーザーでも記載することができるようになったけれども(Read&Write)GAFAを中心に非常にCentralizedされています。Web3.0ではそれをDecentralizedしていくことが可能になることであると言われています。例としてシンプルすぎますが、TwitterやFacebookなどを利用して読み書きできるが、そのデータやCreditはそもそもどこに所属するかというとTwiterでありFacebookが所有することになる。なので本当の意味でのOwnershipはこれまでユーザーにはなかったとい