海外に行く飛行機の中で読み終わった。海外に行くタイミングで読もうと思っていてとっていた本。
"観光"ということに対して、自分も考えたいと思っていたところであったし、訂正可能性の哲学という後の本を先に読んでしまったため、早めにこの前のこの作品も読んで置きたいなと思えた。
2020年代に入り、突き進んできたグローバリゼーションからの揺り戻しを感じる。それはトランプの当選もそうだし、戦争のような形でもそうだし、グローバルフラットの世界から変わっていく気配を感じる。しかしそれは自国中心主義、極端な共同体主義をつきすすめていくのは、結果第二次世界大戦などと同じような気配が漂う気がしている。
しかしそんな中でも観光というのはまだできやすい。その観光という意味や、観光産業というものが今後どのようになっていくのかというのをうっすら考えていて、そもそもタイトルで観光客の哲学とあったため購入はしていたが予想を超えて今の自分にとって読むべき本だったなと思う。
観光客という存在が中途半端で不安定で、ふわふわしていることがこの時代においては逆に考えるべき重要なポイントだということが一貫して伝えたい趣旨であ
電車広告などで見たのをきっかけによんでみたが、ラストがあっとなる系としてはすごく新鮮で、面白かった。
衝撃は一生ものっていうところを帯びに書いてあるように、そういった感想が感じれるものの一つだとおもう。アンユージュアル・サスペクツとかを始めて見た後に感じるようなものに近いものを思う。
ミステリーなどが好きな人にとっては一度ぜひ読んでいただきたいものに思う。おすすめ。
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積読していた東浩紀の最新作。
世界のあり方として、訂正可能性というものを失ってしまうとそれは全体主義に陥ってしまいキャンセルカルチャーなどを悪いベクトルで助長してしまうことについて警告をしていると個人的には読み取った。基本的にはどういうように社会の民意や方向性を決めていく決め方において、訂正可能性が大事だということを伝えたいのだと思う。それが元にあるのはリベラルと保守の対立で、そのリベラルの進捗がないことに対する彼なりの焦りであり提言にある気がする。対立を乗り越えていく方法としてこの訂正可能性について、様々な視点から論が展開される。
2010年代は人のことを信じすぎた時代と彼が話しているように、熟議民主主義もすべて人の力を信じすぎたかもしれない。
一方その反動としてAIに監視されたほうがいいという感覚もコロナをきっかけに根付いてしまった。しかしそういったAIによる一般意志をつくるやりかたをしてしまうと、統計・類似のアナロジーで決断がされていく。それが絶対なものとなり訂正のダイナミズムがとりいれられないとなると暴力的な存在になってしまうことを彼は危惧しているのだと思う。
そこ
AIと会話するなかで、人間に残されたのは問の力かもとおもい、Audibleで目にはいったため聞いた(読んだ)
問題解決ブームというかロジカルシンキングとかは多くでてきたが、そういうのはまあAIには今後は勝てることはないだろう。
そうしたときに、今後鍛えるべきは問の力な気はしている。その問いとはなにか?というのは深淵だが、そのヒントを貰える本だった。
"脇道や寄り道は問いの筋肉を鍛える"
"問いの編集は自動運転システムに関与していく手段である"
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暇と退屈の倫理学からの課題設定はずっと自分も考えている問い。前作の目的からのやつもよかった。
楽しいとはなにか?どういうときに楽しいと感じられるのか?そういう才能は自分はないなというのがコンプレックスでありいまだにそう思う。
ネオリベの精神により全てが手段-目的の連帯の中でそれに絡み取られてしまうとそういった才能は削られていく。でも実は子供のころはなにが楽しいのかはいえたはずだとおもう。
そういった快の概念をカントを参照しながら、説明してくれておりやや個人的には難しいところも多いが読んでよかった本。目的なき合目的性などは良い言葉だと思えた。「こうあるべきだ」という概念(目的)はあらかじめ与えられていないのに、なぜか「これこそそうあるべきだ」と感じられる不思議さ、これが目的なき合目的性。この目的なき合目的性に気づけるセンスや注意力というものを高めていくことが、手段からの解放につながるのではないかと思えた。
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