AI時代においては、CWO(Chief Workflow Officer)という役職がでてくるかもしれないと思った話

AIの進化と「Operator」の登場が示す未来 本日、OpenAIが発表した「Operator」の発表をみていた。これは、クラウド上でリモートブラウザを操作し、ユーザーが与えたタスクを自動で処理するエージェントである。いま流行り言葉でもあるAI-Agentの文脈・ナラティブのひとつだ。 飲食店の予約やネット通販、チケット購入など、私たちの生活に直結する作業をAIが代行する。特筆すべきは、この機能がAPIではなく画面操作を通じて動作する点だ。AIが単なる情報処理を超え、人間の代わりに“働く”時代が現実味をより帯びてきた。 https://openai.com/index/introducing-operator/ このような技術の進化を見ると、AIが単なるツールではなく、企業のワークフローに深く組み込まれる時代が近づいていることを感じる。ここで重要になるのは、AIをどう使うかではなく、AIを前提にした新しいワークフローをどうデザインするかという視点だ。DX(

トランプ政権2.0と日本:ヘゲモニー国家が終焉を迎えるとき何が起きるか

昨日、ドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領に就任しました。初回政権(2017~2021年)のときと比較して、アメリカ国内や世界情勢はさらに流動的になっている。ウクライナ紛争の長期化、世界的インフレ、新興国の台頭、デジタル通貨やAI技術の普及──これらはアメリカの国際的影響力を相対的に弱める要因である。 トランプ政権2.0が誕生した場合、日本を含む世界各国はどのようなインパクトを受けるのか。彼が考える政策をみていると「ヘゲモニー国家の終焉」というのが自分の中では感じたものだ。そういた時代が来るにあたって日本として、また自分がいま職業として働いているベンチャーキャピタル・スタートアップとしてはどういうことが起きるのかについて考えてみる。 ヘゲモニー国家の終焉とは何か まず、「ヘゲモニー国家が終焉を迎える」とはどのような状態なのかを整理してみたい。ヘゲモニー国家とは、単に経済力や軍事力が最強の国を指すのではなく、自由貿易や国際機関への大規模な資金拠出を通じて世界秩序のルールメーカーとして振る舞う国を意味すると考える。アメリカは20世紀後半からその座にあり、各国の繁栄を牽引してきた

インターネットの都市化と地方における多様性の芽 ~コストの安さは多様性を生む~

地方で気づいた“コストの安さ”の恩恵 正月休みに、地元である香川の実家へ帰省する機会があった。昔からの友人の家をめぐりながら、あれこれと近況を語り合っているうちにふと感じたのは、「土地や物件のコストがこんなにも安い場所では、いろいろな挑戦ができるのではないか」ということだ。 実際、先輩の一人は古民家を活用した民泊を経営している。築何十年も経った建物を格安で借り、それをゆっくり自分好みに改装したらしい。都内であれば家賃や改装費だけでも相当な額になるが、ここ香川では驚くほど低コストで始められたという。 また東京から戻ってきて農家をやっている友達も同様に土地が余っていることに対してより拡大意欲を見せていた。周りの土地ももう使っていないところが多いので格安にて貸してくれているみたいだ。 こうした話を聞くにつれ、「コストの安さ」というものがビジネスの多様性を生む根源的な要素だと改めて感じた。リスクを小さく抑えられるからこそ、まずはやってみる精神が生まれるし、チャレンジを一度や二度失敗しても立ち直りやすい。首都圏では物価や人件費が高いゆえに、どうしても最初に大きな予算を組まないと動けないし

2025年の投資注目領域

自分の中でのペースメーキングとしても、2019年から毎年書き続けている注目領域。毎年だが1年のテーマはあまり変化しないので、3年ぐらいの予想が変化の幅としては面白いんじゃないかなとは思ってはいる。一方で見返すとこの年はDXのことを考えていたなとか、Web3.0一色じゃないかとかその年の雰囲気や空気を自分も見返せるので今年も書いてみる。過去作は。2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年。もう7年目。 前向きなことを書きたいが、2025年は世界的には不穏な空気が漂っている気がしている。その課題感で投資注目領域もでてくるが、世界としては良い方向性に向かっているのかは不安である。 個人的には2025年は下記あたりがトレンドとしてありそう。 ①脅威の拡大に対する対抗 ②AIの社会実装 ③コロナからの反動の対応 治安維持・防犯tech系 社会としては好ましくはないとはおもいつつ、ネオリベラリズムの結果の経済格差の時代に今は生きてしまっている。そのような時代背景もあるが闇バイト・トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)というものが去年に出てきてしまった。 202

2024年書いた記事の振り返り

2024年は週に1度文章を書こうと思った 多くの人がやるだろうが、自分も毎年なんとなく年末年始に自分の目標を立てる。そのときの1つが週1で文章を書く。そしてコンサバに見積もって30記事ほどは書く(1ヶ月2記事以上という)目標を立てた。 なぜ文章をこれだけ書こうとおもったかというと、この数年端的にいうと迷って考えているからだ。スタートアップ・VCという仕事が好きで20代の途中で飛び込み、その当時は自分より先に学生からVC・スタートアップ業界にどっぷりな人が同年代いる中で必死にもがいてきた。 しかしこの数年はそういった現状維持の活動だけでは、なかなか大きな変化を生み出すことは難しいのではないかと考えてきた。その理由とかはずっとメルマガやブログで書いてきたから省略するが、改めて投資やスタートアップなどを考え直さないといけないのではないかと数年考えている。 なので意識的にあんまりスタートアップやVCのイベントからはこの数年は特に遠ざかっており、自分で考えるということを大事にしようと改めて思ったときに、文章を書くことは強制的に考えることだから毎週書いてみようと思えた。 結果30記事・