TenxiaのM&A

9/30で投資先であるTenxiaがメドレー社にM&Aとなり、ANRIというファンドとしては投資先という関係では終わりとなりました。寂しいような感覚もありますが、一旦の区切りです。 Tenxiaに関しては投資リリースをだしてはいないのですが、投資したのはもう3年前程になるかなと思います。当時最初どこで会ったのかはちょっと定かではありませんが、プレシードの調達は他のファンドから終わっており、より今の人材事業のサービスを横に拡張していく際にシードというべきかPreAというべきかはわかりませんが、そのタイミングで投資をさせていただきました。 代表の岡部さんとじっくり最初に話したときの印象はたしか記憶にあるのは新宿でランチを食べた記憶あり(その前に何かで会った)、そのときにざっくばらんに話をしている中で地頭が良いかつ、コードもかけるような良い起業家だなって感じた印象があります その後に会ったメンバーの三辻さんも真面目に事業に向き合う地頭がよい方だなとおもい、この二人であれば事業活動を推進していけるのではなと思い投資させていただき、その直感は今でも合っていたなと思っております その後投資

Attention Economyから Engagement Economyへ

クリエイターエコノミーという言葉が生まれてからどのくらい立つのかわからかないけれども、個の時代への流れというものは既知の事実のように今後も不可逆な流れではあるとは思う。そのような中で、そのマネタイズの変化でありクリエイターエコノミーの性質がこの数年少し変化してきているような感覚があり、そのあたりについて言語化してみたいと思う。今後このあたりで起業を考えている方や、クリエイターとして何かをやってみたい方に何かしらの示唆が与えられれば幸いである。 シンプルにこの変化は何かというと、アテンションエコノミーからエンゲージメントエコノミーへの変化ではないかと個人的には捉えている。もちろん複合的であるし、どちらかしか残らないというわけではないが、時代がエンゲージメント、言い換えると熱量であり深さにもう少し着目があたるようなトレンドが今後も続いていくのではないかと思っている。 ”Attentionへのマネタイゼーション”に支配されていた Web2みたいな言葉を批判的に使いたくはないが、結局は今までの個の時代というものに関してはCentlizedされたPFを中心に成り立っていた。そしてそのPF

採用手法における音声と動画の在り方

Podcastなどを自社の採用のためにスタートアップがここ数年で増えてきていると思う。多分数年後にはYouTubeで動画などを作成して流すようなところがもっと出てくると思う。それはTikTokなのかもしれないが。自分もAirpodsがでてくらいから常時接続性に着目してありきたりだけれども、音声のスタートアップに投資をしてきたりしている。PitPaはその1社である。 PitPa(ピトパ)PitPa(ピトパ)は、コンテンツ作成・配信とデータ分析・広告マネタイズを掛け合わせてPodcastを使ったビジネス・マーケティングを支援いたします。ピトパ ではなぜいまそういったオウンドのメディアとして音声や動画により着目が集まっているのかっていうことに関しての考えについてまとめてみようと思う 大採用時代到来:人材の流動性は高くなり、採用はどこも困っている 今後どの会社においても必ず新卒でずっと勤め上げるということは少なくなるのではないかと考えている。もうデータとかは提示する必要がない(探すのがめんどくさい)とおもうけど、VUCAの時代に突入しており一社の栄枯盛衰っていうのはより早いタイムライ

カエカへの投資

a16zが投資をするたびに Investing in XXXXっていう感じで書いているのいいなあと前々から思っており、新規投資を発表したときになるべく書こうかなと思ったりしていたことをやってみるというものです。ええパクリです。どういうふうに捉えているのかみたいなのが伝わればいいなと思っております(これまでPodcastとかとってたりしてたので、実験中です) 株式会社カエカ、W venturesなどからシードで1.2億円の資金調達を実施。話す力を数値化しあなたの課題を解決する伝え方トレーニングサービス「kaeka」を拡大。株式会社カエカのプレスリリース(2022年9月1日 11時00分)株式会社カエカ、W venturesなどからシードで1.2億円の資金調達を実施。話す力を数値化しあなたの課題を解決する伝え方トレーニングサービス[kaeka]を拡大。PR TIMES株式会社カエカ 上記のプレスリリースで発表させていただきましたが、カエカにコリードでの投資をさせていただきました。カエカがどういうことをやっているかというのは簡単にいうと、伝え方のライザップであり伝え方の学校を行っている企

VCはだれからあたるか:GPs or Others

今年の夏にIVSのセッションに出た際に、VCをどう選ぶかという議論がでたときにVCの中でもGPからあたるのか、それ以外からあたるべきなのかっていう論点をいただきそのとき答えたこと含めて、改めて整理してみようと思う(*ただこれは自論であるので、1意見として捉えて捉えていただければ幸いです) 結論からいうと大原則は"GPかどうかどうでもいい、相性がいい人・一緒に成功したい人とやる!"っていうのが大原則であることは間違いない。長い付き合いになるので一緒にやりたい人とやればいいと思う。ただそれだけだと当たり前すぎるのであえて定義するならば下記かなと思う "VC個人のポートフォリオや思想"と"起業家のネットワーク・事業状態"を確認した上で、与信があると判断したならGPから行くべき。ポートフォリオや思想と相性が良さそうな人がいるとか、まだ事業状態やネットワークで良いパスがないならOthersから行くべき そう考えている理由を下記で時間あるかたはぜひ -そもそもVCの意思決定フローとは 知っている方には恐縮だけれどもあらためてVCにおける意思決定のフローを改めて紹介しておきたい。どのファ