スタートアップ企業で働く人を増やすには

VCの仕事をしていて一番といってもいいぐらい相談されるのがいい人いないかという相談。どこまでいっても事業づくりは仲間集め。採用というものが課題のところが多いと思う PMF前は逆に採用をしすぎないほうがよく5−6人ぐらいがオススメではあるが、踏み込んでみないとPMFするかどうかもわからないというのは正直なところかつ、やはり良い人が入ってくるだけでいろんなことが前に進むのでつくづくいろいろあるが人が一番大事という当たり前の結論に至ることが多い(一方逆効果もしかり) そこへの支援をどう行うべきかという論点はあるものの今回考えたい問いとしては、どうすれば”スタートアップ企業に転職・就職してくれる人の母数を増やすことができるのか”ということについて考えてみたい この母数が増えないと少し足元感じているのが、他のスタートアップから他のスタートアップへという転職の流動性は高いしそれはそれでよいなというのは思いつつ、より大きな母数自体(新卒でスタートアップや、中途で大企業や他の会社からの転職)というものを増やしていかないと全体の底上げにつながらないのではないかと思うからである まあ直接的なアンサ

CreatorVC:Not boring capital

日々VCで働きながらもVCという業界がどうなっていくのかっていうのは常に考えているテーマなんですが、基本的にはUSのVC歴史の後追いだと個人的にはVC業界を捉えており、この数年でファンドサイズの巨大化がはじまり次は巨大化・金融機関化していくVCと、マイクロVCやソロファンドっぽいVCがいったりきたり、どちらが正しいというわけではなく、でてくるんじゃないかな〜と注視してます。 そのなかで個人的に非常に注目しているNot boring capitalというファンドについて3号目が出来た記事を拝見したのでどういうVCなのかざっくり改めて調べてみました。 時間ない方向けにはGPT3に要約を依頼したのでこんな感じの内容みたいです。 (メルマガ今年は更新したいので下記登録よければお願いします) Notboringcapital Not Boring by Packy McCormickTech, web3, optimism, and strategy... but Not Boring. Click to read Not Boring by Packy

2022年の担当新規投資の振り返り

月が変わるというだけなのに年末となるとせわしなくなりますね。PDCAサイクルをまわすとしたら年末は良いCheckとPlanが強制的に行われるので、それはそれで良い仕組みかなと思ったりなんかもします。 なので2022年の今年の自分のANRIとしての投資を振り返ってみようと思います。シードをやっているとその歳のトレンドっぽいものも受けるので振り返ったときに面白いかなと思ったり思わなかったり。 今年は担当としては新規投資は17件。既存追加投資は8件 まあ数としては多いですね。よりシードファンドだともっと投資しているところはあるとは思いつつ、少し多いなという印象。詳しい方はわかるとはおもうのですが、 この仕事において投資の数をすればいいという仕事ではないです。 一方自分の哲学としてあるタイミングからある程度投資の社数を増やしていくことを決めているので、このような投資社数になったのかなと。(なぜこういう投資方針にしてるはまた別の機会に) 新規投資については後ほど詳しく話すとして、追加投資についてもいろいろなストーリーがある。新規投資より追加投資のほうが個人的に難しいのではって思うぐら

先進国の成熟と衰退が紡ぐナラティブとしてのインパクト投資/気候変動〈StanfordGSB・熊平智伸〉

久しぶりにPodcastを録ってみました。来年はもう少し増やしたいなとおもいつつ、文字起こししたりすると結構な時間を使うので要検討中。ただ投資先ではないのですが、結構最先端でトライしている人たちと話したり取材したりするのは結構好きで、それがいまのVCという仕事にもつながっている気はしていて、ライフワークとしてこういった人たちと話していくことはやっていきたいなと思ってます。 今回は今Standard GSBにKnightHennessy Scholarとして在学している熊平智伸さんにインタビューしてみました。同世代(同じ歳)として尊敬している友人であり、キャッチアップを定期的にしているのですが改めてどういう思いでキャリアを築いているのか・インパクト投資への考え方などについて聞いてみようと思い取材してみました。 💡✓キャリア考えている20−30代、✓MBA留学に興味ある方、✓海外で働くことに興味ある方、✓インパクト投資・気候変動系に興味ある方 などにはぜひPodcastも聞いてみてください! ーPodcastは下記からぜひ(Spotifyはこちら)・抜粋の文字起こしも下記から読めま

シードにおける不確実性の許容度

最近他のアーリーのファンド含めてシードから投資をしていくファンドが増えているように思えるのだけど、起業家からも投資家からも”シード”の定義が曖昧だからこそ、どのくらいのフェーズ感でいったときのほうがいいのかなっていうのがわかりづらくなってきているかもしれないなと最近考えている。プレシードなどという言葉があったりするしすごいもうゆらぎまくっている。 そもそもシードVCというところがでてきたのが、おそらくこのインターネットビジネスでかつサーバー代も安くなってきたこの10−15年くらいで現れた概念なのかなと思っているが間違っていたらごめんなさい(調べておけよっていう話ではあるものの) シードという言葉のゆらぎとVCの都合 正直まったくわからないけれども、この先しばらくは上場マーケットがまだ不安定なため、レイターの投資というのは少しこの数年間よりは少し投資の熱が下がってくる可能性があるし、今まさに感じている。しかしファンドとしてレイズしたお金というのは投資をしていく必要がある。そのためどのファンドもシード期というValuationについてまだまだCompsに左右されない段階において投資