-Books:世界のラグジュアリーブランドはいま何をしているのか?
最近このラグジュアリーブランドについて非常に興味がある。その製品ももちろん興味あるが、どちらかというとなぜラグジュアリーブランドはラグジュアリーでありつづけられるのか?そういったブランドという付加価値をどのようにして組成し、保っているのかが気になっている。
AI含めた進歩の中でおそらく機能的なものっていうのはどんどん限界コストが安くなっていき、誰でもとはいわないが創られるようなものが多くなってくると思う。その中でも人が買う理由、何かを選択する中でブランドというものは今後より一層価値の置き方が強くなってくるのではないかと個人的には感がている。
この本がその問いにバッチリ答えられているかというと、そうでもない。ただコロナ以降でのブランドの努力や、思想みたいなのは垣間見える本ではあったので、このような領域の起業家や、働いている方は一読する価値はあると思う。
クリエイティビティこそラグジュアリーの本質。クリエイティビティはラグジュアリーを定義づける要素である。時代感にあったものを創出する必要性がある。リスクをとらないと
ロックバンドのようなスタートアップ
自分が大学生時代の10年ほど前ぐらいだとiPhoneなどのデバイスシフトのような動きもある中で、自分がよく触るようなプロダクトが変わっていったという経験をしてしまっている。1プロダクト1サービスで上場し、世の中を変えていくようなことを見てしまった。AirbnbやFacebookなどのようなサービスに憧れた世代ではある。そういったものに憧れてこの世界に入っている節はある。
日本でいうとmixiやモバゲーなどから、mercariのようなサービスなどそういったサービスが多くでてきたりしていた。自分も大学生ながら、バンドが新曲を出すことを期待するように、techcrunchの記事などを毎日楽しみにしながら読んだりしたいた。
ワンプロダクトの幻影
それから10年ほど経ってきた中で、あれほどまで様々なコンセプトのサービスが多く乱立する時代は少しづつ変わってきているようにみえる。ワンプロダクトで世界を変えるといったものに憧れてはいるものの、Facebookなどを時代を頂点としてそこまでそのようなプロダクトは日米を見てもないのではないか。(もちろんいろんなとこ
自分の今の仕事はVenture capital業務として、スタートアップに投資をする仕事をしている。現状はEquityによる出資のみで、Valuationをつけて、第三者割当増資で株を買うことが一番多い。そしてビジネスの基本で、安いときに買って、高くなったときに売るということをするのがVenture capitalで働いている自分の職務だ。
スタートアップとは?
そうした活動をするときに、都度考えることがある。”スタートアップ”とは何なのか?と。スタートアップ企業に出資をすることが仕事だが、そのスタートアップというのは定義が曖昧であると。自分が10年以上前に、知った時はたしかベンチャー企業だったはずである。それがいつのまにかスタートアップやSUなどと略されるようになっていった。
もちろん聞かれたら応えることはできる、急成長する企業だ!とか、Jカーブを掘ることが求められている事業だということは言える。
しかし最近感じているのはこのスタートアップという言葉のゆらぎが大きくなっている。しかし結論から言うとゆらぎは良いことであると思うが、今回はこの記事でスタートアップとは何なのか?/
“AI時代において人間の果たす役割というのは何だろうか?”
この疑問と資本主義の成熟化に伴う様々な課題を考えたときに、”センス”という言葉/概念が自分の中では重要なのではと、腑に落ちてきたところを言語化してみる。
AIの時代
AIの時代・シンギュラリティという言葉を聞いたのは10年前だが、この数年で機械学習というAIの活躍から、生成というところまで技術の発展が著しい。この技術的な進歩と社会に普及していくスピードにズレはあることは間違いないが、遅かれ早かれAIとの共生をしていくこととはどういうことかについて考えなければならなくはなる。
AIの時代においていはこれも擦られた言葉だが、データが石油である。そういったデータを元に、その過去データの範囲の中で目的を与えたときに最善解を見つけ出すという行為は人間が勝てることはなかなか難しくなってくるはずだ。
機械学習におけるレコメンドシステムみたいなものは多くのECサイトなどでも使われているし、NetflixのレコメンドやTikTok.YouTubeのレコメンドでずっと見てしまうっていう経験は多くあるであろう。
つまり、過去のものを分析し
前回の記事でSpeculative な事業アイデアの考え方について書いてみたが、そのなかでBig Issueの話を記載した。そのBig issueにおいてのスタートアップ起業のトレンドについて考えてみたいと思う。
これもどこかで言語化したいが、つまりロジカルシンキングにおいて捉えられる課題は、変化の少ない時代において、Big Issue(気候変動など)しか残っていなくなってきている / Big issueの時代になりつつあると思っている。(ロジカルシンキングの限界とスペキュラティヴシンキングの可能性より)
このことについて考えさせられたのは、a16zというUSの著名VCが提示したAmerican Dynamismというナラティブについて考えていたからだ。なので今回はその文脈整理を行った上で、日本に転用するとどういった投資テーマ・起業テーマがあるのかを考えてみたい。(ちょっと今更感あるのはご勘弁、考えていたけど書くのが遅くなりました。。)
American Dynamismとは
a16zのメンバーである、Katherine BoyleがBuilding American Dyn