自分の中でのペースメーキングとしても、2019年から毎年書き続けている注目領域。毎年だが1年のテーマはあまり変化しないので、3年ぐらいの予想が変化の幅としては面白いんじゃないかなとは思ってはいる。一方で見返すとこの年はDXのことを考えていたなとか、Web3.0一色じゃないかとかその年の雰囲気や空気を自分も見返せるので今年も書いてみる。過去作は。2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年。もう7年目。
前向きなことを書きたいが、2025年は世界的には不穏な空気が漂っている気がしている。その課題感で投資注目領域もでてくるが、世界としては良い方向性に向かっているのかは不安である。
個人的には2025年は下記あたりがトレンドとしてありそう。
①脅威の拡大に対する対抗
②AIの社会実装
③コロナからの反動の対応
治安維持・防犯tech系
社会としては好ましくはないとはおもいつつ、ネオリベラリズムの結果の経済格差の時代に今は生きてしまっている。そのような時代背景もあるが闇バイト・トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)というものが去年に出てきてしまった。
202
2024年は週に1度文章を書こうと思った
多くの人がやるだろうが、自分も毎年なんとなく年末年始に自分の目標を立てる。そのときの1つが週1で文章を書く。そしてコンサバに見積もって30記事ほどは書く(1ヶ月2記事以上という)目標を立てた。
なぜ文章をこれだけ書こうとおもったかというと、この数年端的にいうと迷って考えているからだ。スタートアップ・VCという仕事が好きで20代の途中で飛び込み、その当時は自分より先に学生からVC・スタートアップ業界にどっぷりな人が同年代いる中で必死にもがいてきた。
しかしこの数年はそういった現状維持の活動だけでは、なかなか大きな変化を生み出すことは難しいのではないかと考えてきた。その理由とかはずっとメルマガやブログで書いてきたから省略するが、改めて投資やスタートアップなどを考え直さないといけないのではないかと数年考えている。
なので意識的にあんまりスタートアップやVCのイベントからはこの数年は特に遠ざかっており、自分で考えるということを大事にしようと改めて思ったときに、文章を書くことは強制的に考えることだから毎週書いてみようと思えた。
結果30記事・
あっという間に1年が経ってしまう。早すぎる。今年何ができたのだろうかと自分を振り返る間もなく、12月も過ぎていくはず、、そんな中でも一応毎年続けている今年の冒頭の投資注目テーマに対しての振り返りを簡易に行いたい。
#36 今年振り返り:2023年注目している変化・投資領域2023年ももう終わりですねえ・・What's To Comeナカジnakajish
今年は投資が少なかった
今年はまずは自分の新規投資でいうと3-4社ほど(見込み含めて)というようになりそう。追加投資のほうがやはり圧倒的に多い1年となった。その中でも公表した投資先は灯白社のみかなと。
全体感みると2022-2023はクリプトへの期待、2023-2024年はAIへの期待みたいなのが込められているが、まあズレは今後もあるのだろうなと思えた。
こちらが今年の1月9日に書いた2024年の投資テーマ仮説について。この記載をもとに、今年を振り返って実際に投資できたかどうか、そういう現象が起きたかどうかについて考えてみたい。
#39 Requests for Startups 2024こんな問いに対して投資をしてみたい
VCやスタートアップ業界にいるとリビングデッドという言葉は聞いた事があると思う。定義自体は正直曖昧というか、決まったものはないがネガティブな言葉として使われる事が多い。今回はリングデッド状態をVCの立場からどう考えているのか、そして最後にいわゆるその状態になったところから脱出して投資先のNELにインタビューしたvideo podcastを紹介したい。
-スタートアップにおけるリビングデッド
スタートアップとはなにかという定義については、以前#45 ”スタートアップ”とはどの企業を指すのかという記事を書いた際にも書いたが、こちらも定義は曖昧だ。一方で急成長を目指すということにおいてはやんわりと全員の賛同を得られているのではないかと思う。
では急成長モードではないスタートアップのことをリビングデッド状態というのかというとそうではない気がしている。例えばシードの段階などでは大体は急成長をしていないことがほとんどだ。また、事業を模索している創業初期などは成長などはない。ではリビングデッドという状態はどういう状態なのだろうか?
-リビングデッドかどうか
定義問題には正解はない前提だ
選挙による時代の思想・価値観の露呈
この数ヶ月ほど何が起きたかというと、選挙が至る所であった気がする。日本も衆議院を解散して選挙があったし、アメリカは大統領選挙があった。選挙があると何がわかるかというと、その時の多数派の意見・思想・価値観が何かということがわかるようになってくると考えている。
その結果、この10年間ほどグランドナラティブ/大きな物語として存在していたリベラルという概念に対してのバックラッシュ・反動が露呈してきているのではないだろうか。(まあそもそも、ポストモダンと呼ばれる今の時代においてはグランドナラティブ・大きな物語はないとされているが)
特にアメリカの選挙などは保守の共和党とリベラルな民主党というイメージが強かったように思うし、結果共和党が勝っている(一方自分も選挙を逐一みていなく、二次情報から判断しているのであしからず。。)
いくつか記事であるようにそこではよりどういう人達がどういう思いでどの政党を支持するのかみたいなのも変化しているようにも思える。民主党が富裕層ではない人たちから支持をえていて、共和党が保守で富裕層の人たちから支持を得ていたはずなのに、い