Shunsuke Nakaji

VICへの新規投資

VICへの新規投資をリードとして行いました。6月30日にリリースがあったのですが、少しブログポスト書く時間なく、遅くなってしまいました。 アバターと1on1で会話し、日常の生活に新たな癒やしや刺激を与えるアプリBack Stageを開発・運営しております。詳しくはぜひ下記プレスリリースや、実際にアプリで体験してみてください。 Vtuberが市民権を得た今、アバター×ライブ配信は各種ありますが、その中でこのようなサービスが今の時期にはちょうどいいタイミングではないかと思い投資させていただきました。成長産業に入った今だからこそ空くウィンドウではないのかなと考えております。 株式会社VIC、アバターを纏ったキャストと1対1で会話が出来るアプリ「Back Stage」の開発資金として約1億円を調達株式会社VICのプレスリリース(2023年6月30日 18時54分)株式会社VIC、アバターを纏ったキャストと1対1で会話が出来るアプリ[Back Stage]の開発資金として約1億円を調達PR TIMES株式会社VIC‎BackStage(バックステージ)‎-夢中になれる自分を、ここから始めよ

Carnotへの投資

新規投資をしました。Carnotへフォロー投資家として投資させていただきました。 詳しくは自分が語るよりもぜひ下記リリースやWebサイトをぜひお読みください。 大規模言語モデルで人類の知的生産性を解き放つCarnot(カルノー)、プレシードラウンドで8,500万円の資金調達を実施Carnotのプレスリリース(2023年7月12日 09時00分)大規模言語モデルで人類の知的生産性を解き放つCarnot(カルノー)、プレシードラウンドで8,500万円の資金調達を実施PR TIMESCarnotCarnot|生成系AI特化ベンチャー生成系AIに特化したワークフロー構築ツール「Promptflow」の提供や生成系AIの導入支援を行う、スペシャリスト集団のCarnotの公式サイトです。Carnot|生成系AI特化ベンチャー Carnotとの最初のミーティングをして、”あーー生成系AIってこういう活用方法あるし、人間らしい仕事をするために使うべきだよな・・”って思えたことを思い出します。LLMの技術によってより人間が得意とするような作業や仕事に使える時間を増やすためにCarnotが開発してい

センスメイキング:データでなく文化を信じる

センスっていう言葉の意味が最近自分の中で重要度を増してきている感覚がある。昔からセンスがある人とかセンスがないとか日常的に使っていた言葉だけど、改めて今の時代はセンスが問われる時代だという認識がより増してきている。 以前下記のようなナラティブの重要性についてポストを書いたが、ポストモダンにおいて大きな物語が終焉した結果、何が絶対的な正解かっていうものは消滅してしまった。そのときに納得感をもった答えをだすために対話によるナラティブの構築が重要なのではないかということを書いたのだが、その納得感の醸成にはセンスというものがより重要になってくるのではないかと思っている。 ナラティブだけが人を動かす 〜スタートアップはなぜナラティブを紡ぐのか〜「ナラティブ」という言葉を耳にする機会がここ5年ほどでぐっと増えたように思います。 3日に1回程度本屋に出向いてはぶらぶらとしていますが、そうしている理由の一つが、時代のトレンドや社会の温度をぼんやりと掴むためだったりします。本屋は世相を反映しているので、売れている本はざっと目を通しています。(余談ですが、kaekaという伝え方のサービスに投資した大き

Twitter:Is There NO Alternative?

世界には資本主義以外のオルタナティブがない、その状況を「資本主義リアリズム」、つまり資本主義という「現実」しかない「現実主義」に陥っている 「資本主義の終わりより、世界の終わりを想像する方がたやすい」 上記は、マーク・フィッシャーが”資本主義リアリズム”で説いた言葉ではあるが、資本主義という言葉をTwitterに置き換えてみても今の状況に当てはまるのではないかと思う。まえまえから言われていることではあるが、Twitterに対して不満が集まっている。今(2023年7月3日)では修正されているが、読み込み数の制限などが土日の間課されていた。今後も人員整理と経営方針の影響で多少まだまだゴタゴタは続くであろう。しかし一方こういったVoiceを聞けけば聞くほどTwitterがいかに現状独占しているかがわかる。SNSであるのかメディアであるのかという議論はあるものの、一旦なるべく人に多くの情報を届ける・流通の場としてのTwitterはどうなるのか・代わりはあるのかということについて考えてみたいと思う。 ・インターネット空間のAlaternative性の欠如 まず遡って過去から現状までを遡っ

Merge : Not for Exit, But for Scale

”10年などでデカコーン(1兆円)をこえる時価総額をつくるためにはM&Aが必須なのでは?”ということを最近考えている。Exitではなく、株式交換などでもっとMergeしていき拡大していく力学をつくっていくことが重要なのではないかと。。 しかしM&Aというものは日本では少ないと自分がこの業界に入った日から言われている。スタートアップのExit(特にVCにとって意味のあるリターンになるExit)としてもIPOがまずメインになるのが日本マーケットであると思う。(IPOがしやすい市場であることが問題であるという話もあるが、一旦そこは棚上げ) そうした環境の中でもちょっとずつ増えていっている感覚はあるが、まだまだUSなどと比較すると少ないのではないかと思う。こういった現象を国民性に帰結させるのはあんまり好きなやり方ではないが、一部はあるのかもしれない(会社は家みたいな概念が足かせとなる。) ただその間にもVCマネー自体は増加しつつある、金利の問題でまだまだ今後はわからないがUS含めたスタートアップ含めたオルタナティブアセットへの投資をするためのお金はまだまだ世界に余っている(ドライパウダ